大阪梅田で気兼ねなく、ひとりお好み焼き 美舟
大阪梅田のど真ん中に全く気兼ね無く、ひとりお好み焼きができる、お好み焼き店を発見しました。
お好み焼き、美味しいお店知ってしまったら毎日食べないと気が済みませんよね、関西ソウルフード。
美味しいお好み焼きや焼きそばを食べた後に襲って来る鰹と昆布のお出汁から作られた自家製ソースだったり、直接振り掛ける鰹節の余韻がまた、次の日も忘れられなくて食べたくなるあの感じ。
やはり体は正直なもんですねー。
お好み焼き、焼そば、甘味処 『美舟(みふね)』
『美舟』さんは大阪梅田に1948年(昭和23年)創業の老舗のお好み焼き店になります。
お店の場所は『こちら』。
梅田東通り商店街と言う梅田一の繁華街のまさにど真ん中に位置しております。
1948年から2019年までの71年間に周囲にあった飲食店達は出来ては潰れてを繰り返し、一体何回転したか分からない位ですが、こちらのお店はその生存競争にビクともしない「味」という最大の武器が有った訳でしょう。
なんでも現店主の船橋さんの祖母が戦前こちらの場所で駄菓子屋を経営、戦後に再びこちらで船橋さんご夫婦がお好み焼き屋を始めよう、と始めたとの事です。
『お店の外観』
両隣のお店が突貫工事、いつ無くなるやらの張りぼて店舗なのに対して(笑、美舟さんだけもはや重要文化財の様な存在感、わびさびの世界です。↑
席は1階席、2階席があります。
大きな荷物、大量の荷物お断り、キャリーケースお断り。
幼児、ベビーカーお断り、に関しては日本語、韓国語で注意書きがあり一見硬派な様に見えますが、内装が全て昭和初期の日本人サイズに合わせて作られており、なので逆に全てのお客さんの快適の為の注意書きと言えるでしょう↑。
「お子さん小さいうちは無理して狭いとこ入らんでもっと広い店行ってくださいな」てな感じ。
まぁ、美舟食べたければ大きな荷物は全てコインロッカーに入れて行ったら良いんじゃないでしょうかね。
『店内風景』
写真では分かりにくいかも知れませんが全体的にややタイトな作りです↑。
特に「お1人様専用?カウンター席(荷物が無ければカップルもギリギリ行けるかどうか。鞄置くスペースが無いので2人共手ぶらならなんとか)」はなかなかタイトです。例えるなら一蘭のカウンターの横幅1.5倍程度でしょうか。
1階席は「お1人様専用カウンター」の他2名、4名掛けテーブル、2階にもテーブル席があります。全60席です。
『システムなど』
こちらのお店はお好み焼き、焼きそばなど最初から最後まで自分で焼くスタイルです。とはいえ、フロア全体を温かく見守る店主やおかみさんがお客さんの技量を推測し、必要な人には途中手助けや、焼き上がりのタイミングを教えてくれるので安心です。
『メニュー』
こちらのお店は豚焼(豚玉と呼ばない)、牛焼、イカ焼にエビ焼、そしてタコ焼き全て同じ料金です。豚肉と牛肉が同じ料金なあたりはさすが「肉言うたら牛」の関西ですね。
その他「カキ焼き(冬季のみ)、ミックス焼きに、名物焼そば(イカ、豚入り)と一品料理、そして甘味処のみつ豆クリーム、あんみつクリーム、おぐらクリーム、アイスクリームetc、「スイーツは別腹」的メニューも存在します。
全体的に金額は若干高めですが場所、味を考えればむしろ安いと言えると私は思いますね。
それではお好み焼きを焼いて行きたいと思います。
この日は「豚焼き」を注文。所見だったので、まさかお好み焼きに牛焼きがあると思っておらず見落とし(以降は毎回牛焼き)。
自身のお腹の空き加減により名物の太麺の焼きそばは断念する事に。
こんな感じでやってきます↑。こちらを鉄板に落とします。
いやー、お好み焼きってヘルシーで、そしてリーズナブルですよねー。
お好み焼きとご飯を一緒に食べるのが普通、の大阪で、なぜか美舟さんにはなんとご飯のメニューが有りません。
なのでその分ビールが進んじゃいます(笑)。
卓上には鰹節、青海苔、そしてそして滅茶苦茶美味しい自家製のソース様があります↑。
マヨネーズは卓上には無く、注文の際におかみさんにマヨネーズが必要かどうか聞かれ、必要な人には後ほどキューピーマヨネーズの1回量の物が提供されます。
給食とかに付いて来るあれですね。
なかなか良い感じに焼けて来た↑のでそろそろソースを掛けて行きます。
美舟さんの自家製ソースが本当に絶品過ぎて↑、ソースがある程度蒸発したらまたソースを掛ける、の厚塗りをノマドは3、4回位繰り返してしまいますね。
いや、もっとかも。
青海苔、鰹節をまぶします↑。マヨネーズはお好みで。
でけたー(笑)。↑
鰹節山盛りにマヨネーズを掛け遂に完成!。美味しそうです、今この記事書いてますが食べたくて仕方がありません。
ちなみにマヨネーズを掛ける時はカロリーの事なんて一切考えない日、となります。
お好み焼きビギナーの方々へ、お好み焼きはピザ切りはしません、上記の様な切り方(何切りなんでしょうね?)が↑一番食べ易いですよ。
さて、と言うわけで今回は大阪はキタの梅田にある、お好み焼き屋さんの老舗さん『美舟』さんのご紹介でした。
東日本の方々にはなかなか馴染みの無い料理かも知れませんが、東京ですと「きじ」さんですとか「ゆかり」さんあたりが最も関西味に近いかと思われます。あと、こちらもなかなか理解されない文化かも知れませんが、お出汁の利いたお好み焼きとご飯、そして同じくお出汁の利いた味噌汁、こちら鉄板かつ最高の組み合わせでございます。
いやー美舟さん、本当に毎日通いたいです。どうもご馳走様でしたー。
『ノマドの窓』サイトトップページは『こちら』です。宜しくお願いいたします。