化学調味料、タレ、醤油、塩、不使用ラーメン『銀座 八五(はちごう)』

化学調味料、タレ、醤油、塩、不使用ラーメン『銀座 八五(はちごう)』

2021-03-25 0 投稿者: nakajar

化学調味料どころかタレ、醤油、塩まで不使用のラーメン割烹『銀座 八五』さんのご紹介です。

 

こんにちは、ノマドです。
今回は究極のおもてなし、『銀座 八五』さんのご紹介です。




『銀座 八五(はちごう)』

 

『銀座八五』を手掛けたのはあの『勝本』、『神田 勝本』を立ち上げた松村靖氏との事です。村松さんは京都全日空ホテルの総料理長として長年にわたり腕を振るって来たベテランシェフだそう。

『勝本』『神田 勝本』さんは別記事にもご紹介しておりますが厳選食材、化学調味料不使用のみならず内装やサービス面まで普通のラーメン店とは別格です。

そんなお店を手掛けた松村氏が更に全ての技術を注ぎ込み、『勝本の最終章』との想いを込めて立ち上げたのがこちら『銀座 八五』だとの事です。

 


『銀座 八五さんの凄いところ』

 

語り出したらキリが無いくらいに凄い点だらけなのですが、

・化学調味料不使用

・タレ不使用

・厳選高級食材(こちらも語り出したらキリが無い。フランス産バルバリー鴨、名古屋コーチン、

イタヤガイ、ドライトマト、昆布、干し椎茸、ロースト茸、プロシュートなど。

麺は『浅草開花楼』さんが『銀座 八五』さんのためさだけに2年間どこにも卸さないで待っていたという『伸びない、膨らまない、溶け出さない』麺だそうです。

・上記3点の中華そばをしかも銀座で850円で頂ける

・そこに加えて更に、一人あたりの空間を広く取り、うすはりの高級グラスにて美味しいお水を提示し、高級なおしぼりが出され、食後には加賀のほうじ茶を無料で提供してくださり、お店で働くベテランシェフの方々より上質な接客まで受けられる。

商売は損して得を取れ、と言いますがもはや村松氏は商売人の鏡、ラーメン界の神様の領域に足を踏み入れていると言っても良いんじゃないでしょうか。

ちなみに店名の由来はお店の広さが8.5坪なのと、八と言う字を富士山にみたて、誰でも辿り着ける5合目から、努力しないと辿り着けない頂上を目指して行く気概も込められているそうです。

 

一部情報はフードジャーナリストの山路力也さんの記事より引用させて頂きました。

 


『ラーメンゼロ』

 

実は化学調味料、タレ不使用のラーメン店は過去にもありました。

今から10年以上前でしょうか?、あの『せたが屋』店主の田辺雄二氏が2006年、どっちの料理ショーに出品した化学調味料、タレ不使用のラーメンを、目黒に出店したお店『ラーメンゼロ』で再現したもの。

『せたが屋』さんの対決相手はあの『九段 斑鳩』さんで、この回は『せたが屋』さんが勝利します。

ノマドも『ラーメンゼロ』にお伺いした事がありますがその当時はまだバカ舌で、味が記憶にありません。

『ラーメンゼロ』はその後2011年4月に表参道ヒルズに移転し、2016年には残念ながら閉店してしまいました。

また、そのさらに昔の1985年には『桃桜林(とうおうりん)』(中延)というお店もありました。こちらのスープは、餌は無添加、無農薬の軍鶏をじっくり煮たスープに、一切機械を使用しない手打ち麺のラーメン。化学調味料、醤油、タレ、は使用せず希望のお客さんには化学調味料、タレを後から入れるといったお店。

ノマドもこちらのお店、2度ほどお伺いさせて頂きましたが店主は強面のようで実は気さく、閉店は残念なところです。

 


『お店の場所』

お店の場所は『こちら』です。

有楽町駅、銀座駅から歩くと8分ほど。ノマドは歩くのが遅いので10分位。東銀座からですと3分位のようです。

 


『混雑状況』

ノマドの予測ですが行列の長さは日に日に増して行くと思いますので行くなら今(この記事は2019年2月に書いています)のうちじゃないでしょうか。食べログの点数も日に日に上がっていますし、閲覧数も増えているようです。

何か噴火前の火山の様な兆候が見えるような気が。

 

 

 

 

 

開店時間は11時。この日は11時ジャスト位に訪問。店内6席は勿論既に埋まり、店外に6人待ちでした↑。

 

 

15分程で中に通されました。

 

 


メニューはいたってシンプル↑。

中華そば(850円)、味玉中華そば(950円)、特製中華そば(1050円)。

季節のそば(3000円)、特製肉ご飯(350円)はそのレビューを見た事が無いので完成待ちなのでしょう。

完成が待ち遠しいですね。

3000円と言う事は850円の3.5倍ほどの金額ですからお客さんの期待値も3.5倍、いやいやほんと何が出て来ることやら皆目見当が付きませんが。

 

おしぼりは勝本さん各店で提供されるものと同じ、高級なおしぼりです↑。

店内で流されているヨーデル?のようなBGMも勝本さんと同じ、落ち着いた内装、ライティング、ふかふかの椅子と、リラックス効果が高まります。

 

このうすはりの正直グラスにはびっくりしました↑。ノマドはインテリアにも興味があり幾つか所有しているのですが、アンティークショップにて購入、確か1つ3000円位したかと。

洗うのも気を付けないと割れ易いですし、誤ってお客さんに割られてしまったら大赤字です。

『世の中損得だけじゃない』と和尚さんから教えを受けているような気になりますね(笑)。

 

ラーメンの提供は思っていたよりずっと早く、多分2分位でした。

丼にスープ、麺、トッピングを盛り付けた後、焼豚の上にマダカルカルの原生林で収穫された野生の胡椒『ペッパーキャビア』を振り掛けて出来上がりです。

と言うか、諸々で原価率100%超えていませんかね…。行列が短いうちは毎日通っても怒りませんか?(笑)。

 

 

 

綺麗なラーメンですね。タレ、醤油すら使わないで食材だけでこの色になっているのが凄いです。

今日一日だけ限定、とかでは無いですからね。

 

スープを一口頂きます。

 

優しいお味の中に様々な食材を感じられます。『つけそば 神田勝本』さんのスープを更に昇華した様な、舌より身体が感じるスープ、身体がめちゃくちゃ喜んでいますね。確かにかすかにトマトも感じます。スープの上に浮いている黄金色のオイルの正体は分かりませんでしたが多分上等なオリーブオイルではないでしょうか。

麺は細麺で、こちらのスープに非常に良く合っていると思います。細いですがしっかりと歯応えもあり、スルスルっと頂けて喉越しの良い麺。

支那竹も美味しい、九条ねぎは見た目から青々としていてこちらも九条ねぎの中でも更にワンランク上のものなのでしょうね。

大ぶりな煮卵にもやはりタレが使用されておらず?、卵の美味しさで頂くかたちです。

焼豚も脂身のある部位ですがとても柔らかくて、しつこさは感じなかったですね。

隣の席の方は瓶ビール小瓶(250円)を飲まれていましたが250円て、村松氏はそもそも利益を求めていない様ですね。

 

ご馳走様です。身体が大変喜んでおります。ちなみにこの日、栄養素が満ち足りたからなのか夜まで全くお腹が空きませんでしたよ。

 

本日また一つ、素晴らしいお店に出会えてしまいました。

本当に東京は次から次へとラーメンの超新星が現れて来る都市ですね。身体一つでは出店ペースに間に合いそうになくて、新しいお店のラーメンを食べたくなると同じお店に何度も通えなくなる、というのは贅沢な環境ですよね。

 

さて、と言う訳で今回は2018年12月8日にオープンしました『銀座 八五(はちごう)』さんのご紹介でした。

有難うございました。

 

 


『営業時間 定休日』

11:00~15:00

17:00~21:00

スープが無くなり次第終了。

定休日 : 毎週水曜。第2第4木曜日。

平日の開店前に行かれる事をお勧めいたします。

 

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銀座 八五ラーメン / 東銀座駅新富町駅築地駅

昼総合点★★★★★ 5.0