ひつまぶし発祥のお店 『あつた蓬莱軒本店』名古屋 感謝感激

ひつまぶし発祥のお店 『あつた蓬莱軒本店』名古屋 感謝感激

2021-01-14 0 投稿者: nakajar

ひつまぶし発祥のお店『あつた蓬莱軒本店』、こちらはもう名古屋の文化遺産ですね。

 

こんにちは、ノマドです。

 

今回は名古屋ひつまぶし発祥のお店『あつた蓬莱軒本店』さんのレビューになります。




『ひつまぶし』の由来

 

もともとはあつた蓬莱軒さんは江戸時代より、宿場としてこちらの場所で営業されていたようで明治六年より、この宿場に料亭として創業したそうです。

当時は蒲焼き(鰻、鶏)が名物で蓬莱軒店舗でもそちらを取り扱いされておられたそう。

しかし出前注文も多く、出前持ちが出前を下げに行く度に空の丼を割って来るので当時の2代目が女中頭と相談の上、割れない木の器を考案し、大きなおひつに数名分の鰻丼を入れて出前する事にしたとの事。陶器の丼→木の丼、何か逆ドラクエみたいですかね?(笑。

 

ただ、鰻ばかりを先に取ってしまう為ご飯が残ってしまう、そこで先代は鰻を細かく切ってお出しした所、大変好評だったため会席料理の食事にもお出しする運びとなったそう。

大きなおひつで鰻とご飯をまぜる(まぶす)、これがひつまぶしの名前の由来だそうです。

 

私がよく通うこちらも名店の『イチビキ』さんでは、ひつまぶしとは名乗らず「鰻まぶし」と名乗り、その名の通り鰻の量はたっぷり。

しかもこちらは地元の老舗醤油メーカーさん「イチビキ」の屋号を店名に使用する程のお店で、なんでも先代女将が十代の頃、イチビキ株式会社に奉公に出ていた際、先方から非常に信頼され、こちらの屋号の使用の許可を頂けたとの事で、こんなエピソードから察するに、名古屋地区でのひつまぶし縄張り争いはかなり激しそうですね…。

でもだから、レベルの高い競争があるからこそ、名古屋で食べるひつまぶしは日本で一番美味しいんですよ。

 


『ひつまぶしは楽しい』

サクっと食べたいなら鰻丼です。

短時間で1人でサクっと食べたい時はあれこれ薬味があったり、食べ方が3段階あったりとなかなかサクっと食べるのは難しいひつまぶしですが、時間に余裕がある時は私は断然、ひつまぶしをお勧めします。シンプルで食材の色数も少ない鰻丼は個人的にはそれだけでは味気ない、ひつまぶしとは満足度が断然違いますね。

味変を重ねた最後に、鰻とご飯、薬味をお出汁でお茶漬けにして(正確にはお出汁漬けですかね)を食べた後に、お出汁と食材が合わさった一体感から来る余韻は鰻丼には無いのかと思われます。

 


『お店の場所』

お店の場所は『こちら』です。

 

あつた蓬莱軒は本店の他に神宮店、松坂屋(名古屋)店、がありますが、提供されるお料理はどちらの店舗でも同じものとの事ですが、私は断然本店をお勧めします。

お料理以外にも本店は外装、内装に趣きがあり、雰囲気が全然違います。

 


『お店の外観』


名古屋市内の一角、国道沿いにある豪邸が、あつた蓬莱軒本店さんです↑。

 

 

四方に立っている街灯には蓬莱軒の看板が↑。これ、蓬莱軒が立てたんですね。

 

 

お庭には庭園が↑。

 

 


『混雑状況など』

 

名古屋のひつまぶし有名店は特に週末はどこも、行列が当たり前。この日も開店直後の16時半にお伺いしましたが既にほぼ満席の状態でした。

私は事前予約を食べログページ記載の予約telにて行っていたのですんなり入れましたが、後ろに並ばれていた50代位のご夫婦は事前予約されていない様でした。

 

平日の16時半からあつた蓬莱軒とは

、何とも優雅な暮らしぶり。東京であくせく働いている私から見ると羨ましい限りです。↑

 

 


 

ノマドは器は詳しくないのでよくわかりませんが、何かお洒落ですね↑。

 

 


『席など』

 

禁煙席、喫煙席で大部屋が分かれていますが、喫煙席はテーブルが4つのみで、しかも掘りごたつ式でない座敷です。逆に禁煙席はテーブル席や、掘りごたつ式座敷等充実している様です。

 


『豊富なメニュー』

 

蓬莱軒さんはメニューが豊富で、ひつまぶし以外のメニューの食材、調理技術も超一流です。

ひつまぶし会席等もご用意があり、お祝いの席や、特別な人とのデート等にももってこいのお店だと思いますよ。

メニューは全ページ、記事下段のアルバムに入れてあります。

 


 

先ずはひつまぶし(3900円税込み)を注文。

一半ひつまぶし(鰻量1.5倍。1匹と半分かな?。5500円税込み)もあります。ご飯大盛りは200円増し。

 

ひつまぶし来ましたー↑。確かに木の器でした。

 

 

 

 

 

先ずは茶碗によそってそのまま鰻丼に。↑

次に薬味を掛けてアクセントを。

最後はお出汁を入れて出汁漬けで頂きます。

途中から酔いが回って画像撮り忘れました、すみません。

 


 

 

こちらのひつまぶしは『イチビキ』と比較して、ボリュームも負けていない感じですが、イチビキは割と大きく鰻をカットされているのに対して蓬莱軒はかなり細かくカットされています↑。

あと鰻のタレが滅茶苦茶美味しいです、冷めても美味しい。こちらの店主は素晴らしい料理、技術を日本に、世界に生み出しましたね。


 

 

お吸い物も美味↑。中の湯葉?には蓬莱軒の蓬の字。芸が細かいです。一緒に行った方のお吸い物は来。3人以上で行くと「蓬莱軒」が揃うんでしょう。


 

骨せんべい(550円)↑。こちらはお酒のおつまみに。

 

 

鰻巻き↑。ふんわり出汁卵の中には鰻、鰻。

 

 

山葵まで本格的↑。

 

ノマドは久しぶりにこんな新鮮で柔らかいトロを食べました。感謝感激です。トロの上には金箔まで乗ってるじゃありませんか↑。

 

という訳で今回は『あつた蓬莱軒本店』さんのご紹介でした。初めて名古屋でひつまぶしを食べるなら先ずはこちらへ行かれる事をお勧めさせて頂きます。

ご馳走様でした。

 

『ノマドの窓』サイトトップページは『こちら』。関連記事も『こちら』です。宜しくお願い致します。


『画像アルバム』

 

今回は写真の枚数が多かったのでアルバムを挿入しておきました。↓

 



















あつた蓬莱軒 本店うなぎ / 伝馬町駅神宮前駅豊田本町駅

夜総合点★★★★★ 5.0