『検証』 カレーは説明書通りに作るのが本当に一番美味しいのか?

『検証』 カレーは説明書通りに作るのが本当に一番美味しいのか?

2020-07-03 0 投稿者: nakajar

とある番組で放送していた、『カレーは説明書通りに作るのが圧倒的に美味しい』は本当か?、を検証してみました。

 

こんにちは、ノマドです。

今回はカレーの検証になります。




『カレーは説明書きの通りに作るのが一番美味い』?

 

以前(2007年2月7日)NHK『ためしてガッテン』で放送されたカレー特集の番組にてある検証が行われました。

 

※参照元『akiyan.com』さん。

 

ベテラン主婦3人(Aさん、Bさん、Cさん)と、若い女性1人(Dさん)にカレーを作ってもらい、その評価を食品開発などで味の評価をする人達(いわば味のプロ)に評価して貰う、という企画。

 

ルールは「カレールーは同じ物を使う」事以外制限は無し。

 

Aさん、Bさん、Dさんは料理が得意、チョコを入れてみたりケチャップを入れてみたり、皆好きな様にアレンジを加えて行く中、料理初心者のCさんだけは箱に書いてある説明書き通りに忠実に作って行く。

 

そしてその結果は、Dさんの圧勝だった、というもの。

 

 


そんな訳で本当に何もアレンジを加えない説明書き通りに作るカレーの方が普段自分自身アレンジ加えまくっているカレーより美味しいのか、検証して行きたいと思います。

 



『実際にカレーを作ってみる』

 

今回はS&B、『ゴールデンカレー』シリーズの上級品、『プレミアムゴールデンカレー』を使用します。ゴールデンカレーより100円位高いですが高い理由は、S&B独自の技術でスパイスの風味をゴールデンカレーより更に閉じ込めている、そうです。

 

 

6皿分で材料はたったのこれだけです。写真に写っていますヘットは使っていません、あくまで説明書きに忠実、が今回のテーマですので。

写真では玉ねぎは4つですが実際には2個使用しています。

 

野菜を炒めます。

 

せめて玉ねぎだけは飴色になるまで炒めたいところですがグッと我慢します。


おろし生姜、にんにくも入れたいところですがそこもグッと、堪えます(笑)。

 

ローリエだって入れません。バターも入れない。トマトも入れないし、セロリ入れて煮込んで野菜出汁を強化したりしないし、鶏ガラ出汁を別で作ったりもしないし、スムージーを作って最後に入れたりしないし、って今まで、カレーに色々入れ過ぎでしたね(汗)。そりゃ、味のバランスも崩れるってもんですよ…。

 

ちゃんと説明書きの通りに火を止めてからルーを割り入れます。

 


 

はい完成です。


 

まるで、箱の絵の通りのカレー、が出来上がりました。


『いざ、実食、検証結果』

 

う、残念。

凄く美味しい…。今まで自分がして来たアレンジって一体何だったんだ…。

 

S&B、スパイシーゴールデンカレーが表現したかった味、が忠実に再現されている訳ですね、何か自分で作ったカレーなのにどこかお店で出てきたカレーのようで、凄くよそよそしい味(笑)。

自分の息子なのに自分より優秀で、クールで、「こいつは本当に俺の息子なのだろうか?」と少し心配になって来る感じ(笑)。

 

と言う訳で、今回の「カレーは説明書き通りに作るのが一番美味しい」は『正しい』と言う事になりました。てことは家庭のカレー作りって超簡単じゃん。

 


『後日少しアレンジを加えたら』

 

翌日、昨日作ったカレーに『飴色玉ねぎ』『バター』『おろしにんにく』『おろし生姜』『レッドペッパー』『ブラックペッパー』を加えてみました。

 

超飴色玉ねぎ。

 

比べてみるとはっきり分かりますが色が全く違います、黒カレーと言っても良いくらい。


『アレンジした方のカレーの味は?』

 

いざ実食。

 

おっ、レストラン、ホテルのカレーに少し近付いている感じ。これはこれで美味しいし、深みがあります。飴色玉ねぎってやはり重要な要素なんですね。

今回味を失敗していないのは最低限度のアレンジにとどめ、味のリミットをギリギリ越えてしまっていない事だと思います。

ここに更にスムージーとか鶏ガラスープとか人によってはコーヒーだチョコだ、全体のバランスを考えないで、ただただ足してしまうともはや『うるさい味』『何だかよく分からない味』になっていた可能性がありますね。

 

と言う訳で今回は非常に勉強になりました。

 

料理には足し算も大事ですが引き算も大事、と言う事ですね。

 


『さらに後日』

 

目から鱗が出た私はこの日以来、カレーを作る時には最低限のアレンジにとどめる、を徹底しており、失敗をする確率が0になりました。引き算で大事ですね。

 

この日は『ジャワカレースパイシーブレンド』を使用。ジャワカレーの中でも、最も辛くてスパイシー、なやつです。

今回、箱の『作り方、材料』に無いアレンジは、飴色玉ねぎは面倒なのでせず、牛肉バラをだいぶ多目、にんにく、しょうが、フランス産エシレバターの追加と煮込む時にローリエ使用、後は各種スパイスを加えました。

ターメリック→ウコンなので肝臓ケア目的。

カイエンペッパー→カプサイシンによるダイエット効果期待と単に辛党だから。

ブラックペッパー→白髪が減る?。

インドでは毎日カレーが食べられており、スパイスにはそれぞれに様々な身体に良い成分が含まれていて、食べる人の体調によってスパイスの配合を変えて作るそうです。

 


『スパイシーターメリックビーフジャワカレー』

無茶苦茶美味しいです。お勧めレシピです。

カレーにはやはり薄切り牛肉と辛味とスパイス。

勿論コストの問題もありますが。あと今回は省きましたが飴色玉ねぎ。

スパイスは粉っぽさが残らない様予めフライパンで軽く炒ります。ウコン沢山にしたかったのでじゃがいもにもまぶして炒めております。

 

 


『スパイシーターメリックビーフジャワカレー+パイン+バナナ』

 

こちらは私が別記事で一押ししています『カレーライスの印度屋』さんのレシピを真似ています。

 

バナナ、パイナップルジュースを入れる反面辛味スパイスはかなり多目、カイエンペッパー、ガーリックパウダー、ガラムマサラ。後は牛肉をたっぷり入れて、仕上げにターメリックを振りかけました(ターメリック、入れ過ぎですね…)。

 


分量/スパイス適宜、カイエンペッパーかなり多め。バナナジュース、パイナップルジュース、50mlずつ位。

バナナは主張が強いので本当に少しだけ、入れております。


 

さて、と言う訳で今回はカレーの検診でございました。

有難うございました。

 


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