青葉インスパイア系の源流 『九段 斑鳩』
『九段 斑鳩』さんのご紹介です。
今回は『九段 斑鳩』さんのご紹介です。
『九段 斑鳩』
2000年4月に『九段 斑鳩』をオープンさせた店主坂井氏はちょうど同じ頃に『麺屋 武蔵 新宿』をオープンさせた山田 雄氏と同じくアパレルご出身の方。
当初ラーメン業界の事は全く知らない状態からの業界入りなのが功を奏し、黒を基調としたシックかつ和を感じさせる内装や、店主以下従業員全員のサービスの徹底。また、食材においても化学調味料は使用せず、宮内庁御用達の本枯節他高級素材を贅沢に使用し、原価率は一時50%を越えたとの事(一般的なラーメン店の原価率は30%程度)。
ソース元『All About』。
開店当初は青葉インスパイア系(『中華そば 青葉』に近いラーメン、またはブラッシュアップさせたラーメン)と呼ばれていましたが化学調味料を最初から使用しない時点で『中華そば 青葉』を超えていますね、さすがです。
『当時の九段斑鳩』
まだ斑鳩が九段下にあった頃は、当時まだお洒落なラーメン店は多くなく、店内の雰囲気のあるライトアップや、お店に入った時に店員の方たち全員から、高級百貨店に入った時にでも言われそうな上品な言い方で「いらっしゃいませー」と言われたのが印象的でした。
普通の「いらっしゃいませー」のーが0.2秒だとすると、斑鳩の「いらっしゃいませー」のーは1秒くらい伸ばしていましたよ(笑)。
スープも提供前に動物系、魚介系を合わせていましたし、煮卵も注文を受けてから厨房に張られているピアノ線?で2つに割るのも一つのパフォーマンスでしたね。本当かどうか分かりませんがメディアでは奥の部屋にはブティックがある、と言われていましたがノマドは空いているの見た事ありません(笑)。
また、当時は九段下一店舗だけでしたが現在は、東京八重洲の『東京駅 斑鳩』、同じく八重洲の『ちよがみ』、『九段斑鳩 市ヶ谷本店(2015年5月2日、九段下 本店はビルの老朽化により立ち退かされ閉店。その後しばらくしてから市ヶ谷にて営業再開)』3店舗の仕込みを全て坂井店主が行なっているそうです!。
だからなのでしょう、市ヶ谷本店は2019年4月現在、水〜金の11:30〜14:30の3時間しか営業していません。残りの時間は全て仕込みに費やしているんでしょうね。
『東京駅 斑鳩 お店の場所』
お店の場所は『こちら』。
東京ラーメンストリート内にあります。
こちらは朝9時半から営業しており、朝ラーメンが食べられます。東京ラーメンストリート内他店舗では『ソラノイロ ニッポン』、
『六厘舎』も朝営業をしていますよ。
お店外観。テイストは市ヶ谷本店と同じく焦げ茶色のウッドに暗い色のガラスの組み合わせ。入り口の丸い照明にも和を感じますね。
すぐお隣には『ちよがみ』がありますよ。
メニューは「魚介とんこつ らー麺」「魚介とんこつ 塩らー麺」「煮干し まぜそば」「魚介とんこつ 辛旨らー麺」と、遂に東京駅店にも「魚介とんこつ 濃厚らー麺」が加わりました。
ノマドは市ヶ谷本店で一度食べましたがだいぶ濃いので、食べ易いのは通常のらー麺だと思いました。身体の脂をあらかじめしっかり減らしてから食べたいですね。
東京駅だからといって値段をぼらないのも坂井店主の人柄が滲み出ているよう。
本日は朝らー、「魚介とんこつ らー麺780円」と「ミニ具だくさん おこわ180円」を購入。
東京駅で朝から炊き込みご飯が食べられるだなんて、砂漠の中のオアシスです。
あるいは戦場に咲いた一輪の花。
ラーメン店にデュラレックスのグラスを用いたのは『麺屋 武蔵』が先でもカラバリを用意したのは斑鳩かも?。
昔は乗っていなかったねぎが乗っていますね。そこは尖ったままで居て欲しかったです。
あと、九段時代にはあったとろろ昆布トッピングも復活してくれないかなぁ、凄いスープに合っていました。
東京駅店ではスープにあられが散らされていて面白いですね。
いつも思うのがせっかく原価率の超高いらーめんを提供くださるのにゆずこしょうはS &Bなんですか(笑)、せめてガラス瓶に詰め替えてくれたらわからないのに。
わりと細いけど決してやわ麺ではない、斑鳩の旨みの塊のようなスープを真っ向から受け止める、しっかりした麺。
長い穂先メンマは凄い柔らかくて食べやすいです。
完飲完食。朝からボリュームたっぷりでした。
水〜金、昼間3時間のみの市ヶ谷本店にも久しぶりに行ってまた変化などあればご報告させて頂きます。
ありがとうございました。
九段斑鳩 市谷本店外観。建物の2階にフランス料理店があるようですがどっちがフランス料理店だか分からなくなりますね。
九段斑鳩 市ヶ谷本店、特製らぁ麺。
九段斑鳩の煮卵は出汁が効いていて最高に美味しいですよ。
『営業時間など』
09:30〜23:00(LO22:30)
定休日 : 無休
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