名古屋うなぎまぶし、鰻丼特上丼 『イチビキ』
創業昭和14年(1939年)名古屋鰻まぶし、『イチビキ』さんをご紹介いたします。
こんにちは、ノマドです。
今回は名古屋、鰻の名店『イチビキ』さんのご紹介です。
『お店の場所』
JR名古屋から徒歩15分くらい。広小路通りを栄方面に歩き、西柳町交差点を越えて右手側にあります。
地図で見る場合はこちらです。
名古屋から歩くと、納屋橋を渡る手前のところにあります↑。
この換気口から秘伝のタレで焼かれる鰻の良い匂いが当たり一面に放たれ続けます↑(笑)。
『イチビキ』さんを通り越したすぐのところに『イチビキ』さんとよく似た外観の、見た目が鰻屋?の『宮鍵』さん↑がありますが、こちらは鰻も取り扱っていますがメインは鶏料理のお店です。
ノマドは『イチビキ』さんの行列が長過ぎた時、こちら『宮鍵』さんは全く並んでいなかあたので入りそうになった事があります。
こちら『宮鍵』さんも昭和32年創業の、かしわと鰻料理のお店で、特に鶏の味噌鍋等が人気のようです。食べログ点数も高いですね。
行列はあくまで『イチビキ』さんだけなのには理由があります。その理由につきましては後ほど。
名古屋って歩いていて、なぜか気が楽なんですよ。
なぜだろうとかその理由を考えたところ、東京、大阪はもはや中心地が外国人観光客に埋め尽くされているのに対して(特に大阪は、もはや繁華街には日本人より外国人の方が多いんじゃないかというレベル)、名古屋にはあまり、外国人が少ないんです。
いやぁ、ほっとしますね。
『入店システム変更』
こちら『イチビキ』さんは、ノマドは名古屋を訪れた時には必ず立ち寄る鰻屋なんですが、いつも11時の開店時間の1時間位前からお客さん達が並んでいるんですよね。ですので今日も10時過ぎには来た訳なんですけどシステムが変わっていて、今は開店10時から整理券を配布していて、渡された客はお店から指定された時間に戻ってくる、というものに。
まるでラーメンの行列店、巣鴨『Japane Soba Noodles 蔦』のようなシステムです。『蔦』はマンションの1階に店舗があり、マンションや近隣住人からの苦情によりこのようなシステムを導入されたようです。カリスマつけ麺店『六厘舎』もあまりの行列により閉店に追い込まれました。行列店は辛いですね。
整理券を受け取り、予定時刻である2時間後に再訪。店内は非常に空いています。
店主の配慮から、かなり指定時間に余裕を持たせてくれているのでしょう。
こちらのお店、昭和14年(1939年)創業との事で店内は昭和レトロ一色↑。外観、内観共に1年2年では出せない何とも言えないわびさび感があり外国人観光客とか喜びそうな内装です。
昭和14年という事は第二次世界大戦戦時中ですね、凄いです。
この頃の名古屋の別の鰻のお店の店主は、空襲を受けた際に秘伝の鰻たれが入った壷を持って逃げたとか、そんな逸話もあるようです。
メニューには鰻丼、鰻まぶし(ひつまぶしではない)の他に親子丼、刺身定食なんかがあります。これは多分ファミリーとかで来られて、お婆ちゃんは鰻は重いから刺身にするわ、とかそういったご対応の為に存在しているメニューなんでしょうねきっと。
『イチビキ、店名の由来』
今日は鰻丼『特上丼』と悩みましたがやはりいつも通り『うなぎまぶし』3700円(2018年10月現在)を注文。
鰻丼だと途中で味変できないですからね。
お茶も上質なお茶です。
続いてうなぎまぶしの登場です。
こちらが行列が出来る最大の理由でしょう。
秘伝の継ぎ足しタレも絶品ですが、このボリュームがファンの心を鷲掴みにしていますね。
この鰻まぶし、何が凄いかと言えば鰻2尾とも、2尾半使用とも言われており、その為鰻の層が多重で、いわば『ラーメン次郎の野菜層が厚過ぎてなかなか麺に辿り着けない』状態です(笑)。下にあるご飯になかなか辿り着けません。
下にあるご飯を茶碗に移したくても鰻がこぼれちゃうのでよそえない。仕方なく鰻を先に茶碗に入れます。
いやー美味しいです、最高の味、最高のボリューム。鰻は身がふっくらしていてプリップリ、更に自家製たれとも融合し美味しさが倍増しています。
ご飯もご飯茶碗2.5杯分くらいはありそうです。途中一部持ち帰りも検討した程のボリューム。
ご飯茶碗小盛り3回転くらいさせた後はわさび、刻みねぎ、お出汁等を使って味変させます。
こうやって、同じ金額で2度も3度も楽しむ訳ですね。
うどん、そばの出汁とはまた違った、薄味のギリギリ一歩手前の絶妙な味、飲み易いお出汁も絶品↑。量もたっぷりと。
最後に甘味を頂いてお腹をアイソメトリックして終了です↑。
今回も、結構なお手前でございました。
『ど迫力の特上丼!』
後日再訪。どうもこちらイチビキさんの1番人気は特上丼(2019年5月時点で4100円税込み)との事で、本当はうなぎまぶしの出汁汁が飲みたいのですが未体験のもの見たさにトライしました。
2019年5月時点でうなぎまぶし小3500円、うなぎまぶし3900円、特上丼4100円。
原価率上昇その他事情により、価格の仏ことイチビキさん(笑)、といえども価格はジリジリアップしています。ノマドの給料はむしろ下がっていますが…。
平日、開店時間の11時30分時点で13時30分に戻るよう言われます。
時間指定制を導入した事によりお客さんは快適に利用できるようになりましたが多分(体感値)お客さんの総数は若干減ってるんじゃないかと思うんですよね。
やはり、いつも行列が出来ている事による視覚的効果と、隣のローソン店内にまで立ちこめる鰻の匂い(笑)による臭覚への刺激のうち前者がなくなってしまったのが大きいのかな、と。
長時間並ばないと手に入らないもの→お店行って数時間後にリターンすれば食べられるもの、になると今日じゃなくてもいいか、みたいな。
でも、今の状態が理想だと個人的には思います!。
特上丼はご飯が多いですが少な目にされますか?
、と言われたので少な目にします。多分、残す人が多いのでしょう。
特上丼ご飯少な目。
丼を180度回転。最上部だけで「宇奈とと」さんの鰻丼に載る鰻の7〜10倍くらい載っています(笑)。
丼が、というか料理が、というかとにかく大きくて重いので、丼は手に持たずテーブルに置いた状態で食べ進められます。鰻はとても柔らかく、口の中でどんどん溶けて無くなって行き、この量食べ切れるかなぁと思いましたが意外とイケてしまいますね。山椒はかけなくても美味しいです。
これ、わかりますか?。ご飯の層の中ほどに鰻の層が見えますよね。こちらが鰻ちゃん第2弾(笑)です。
鰻ちゃん第2弾の全体像が現れました。
「うなぎまぶし」「鰻丼特上丼」、ざっくりとですが近い感じの比率にしてみました。
いやー、しかし、かなりの量でしたね。鰻丼はうなぎまぶしと違い味変やお出汁が無いのでやはり個人的にはうなぎまぶしを推します。
あと、ご飯少な目にしましたがご飯少し残してしまいました(すみません)。
いつも腰が低くて笑顔の店主は今日もお元気そうでした。
席数は全35席、2名掛け、4名掛けテーブルの他、お座敷なんかもあります↑。
さて、と言う訳で今回は名古屋鰻まぶし『イチビキ』さんのご紹介でした。
有難うございました。
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『イチビキ』基本情報 住所 : 愛知県名古屋市中村区名駅1-3-1
tel : 052-582-3811
定休日 : 月曜
昼の部 11:30~13:00
夜の部 17:30~20:00
完全予約制となっております。
イチビキ (うなぎ / 国際センター駅、伏見駅、近鉄名古屋駅)
昼総合点★★★★☆ 4.9