『銀座 いし井』 こちらもまた唯一無ニ
以前銀座にあった、比内地鶏ベースの絶品中華せいろ(つけ麺)のお店、『銀座 いし井』さんが五反田に移転しておりました。
比内地鶏ベースの絶品中華せいろ(つけ麺)の『銀座 いし井』さんのご紹介です。
所用にて五反田付近へ。
大崎広小路駅に向かって歩いていると『銀座 いし井』の看板が。銀座店にはよくお伺いしていたのですが閉店されてからは、五反田は私の活動エリア外な為訪問していませんでした。
いし井、つじ田、とみ田、鈴舎、等々、どれも看板や外装の造りが似ているので最初は正直、その内のどれなのか、分からなく、ネット検索して思い出した位です…。あと、名前も似てますよね(笑。
券売機は外にあります。「中華せいろ」と「すだち」を購入。すだちは1個の半分がデフォルトで付くのですがクエン酸が欲しくて、柑橘系のすだちにはきっとクエン酸が入っていると思い購入しました。
14時過ぎ、客入りは半分くらい。五反田と言っても実際には最寄り駅は大崎広小路駅と言うマイナー?な駅で、だから空いているのでしょう。
銀座にあった頃は物凄い発声の良い店主がずっと声を張り上げていて凄い活気の店内でしたが、こちらは落ち着いた雰囲気です。店主変わってしまったのかな?、あるいはもう一方の下北沢店におられるのか、分かりません。
卓上にはお酢、黒七味、黒胡椒↑。
基本的にはお店のお勧めの食べ方、まずはそのまま→すだちで変化を付け→黒七味で更に変化させる、流れがやはり1番美味しいと思います↓。
麺を持ち上げスープに浸けて一口。
あっ、この味この味、思い出しました、『いし井』さんはスープが魚介では無くて完全に比内地鶏寄りなんですね、濃厚な比内地鶏出汁を乾物、動物出汁が裏で支える系。
あくまで比内地鶏さんがメイン出汁なんですね。
美味し過ぎます、この値段で、これはやはり中華せいろと名乗るだけあり、つけ麺とは別次元のクオリティと感じました。
麺もこれまた、何でこんなにつるっつるなんでしょう、250グラム?なんて一瞬で無くなってしまいますよ。スープが濃いから麺が進む進む。
スープは濃いんですけどしつこさ重さは全く無し、脂だけ取り除いてひたすら比内地鶏の肉だけを煮詰めたんじゃないか?、そんな味です。
旨味の塊ですね。舌にザラ付き感も残ります、骨が砂状になるまで炊いてたりして。
洋風に例えれば仔牛の肉と骨を煮込んで作ったフォンド・ボー、を更に漉しながら煮込んで濃縮させたグラスド・ヴィアン、みたいな感じ。
焼豚も美味しい。焼豚麺じゃないのに確か6片位入ってた様な気がします。
やはり良いお店ってお客さん想いなんですよねー。
すだちを投入。↑1個半あるのでスープにもたっぷり入れちゃいます。
お次は黒七味を麺に↑、やや多目にかけます。黒七味がこのスープにまた合うんですよ。
最後は麺を少し残した状態で割りスープを入れて頂きラーメン状態に。3度目の味変です↑。
いやぁ、素晴らしい素材とバランス感覚、唯一無地の味を提供するお店さんでした。これからも永く続いて欲しいお店の一つです。もしこちらのお店が無くなってもなかなか、こちらのお店の味を再現するお店に出会えなそうですし。
と言う訳で今回は唯一無二の味を提供します『銀座 いし井』さんのご紹介でした。
大変美味しゅうございました。ご馳走様でした。
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